お悩み①:脇の匂いが気になります。
汗腺にはエックリン汗腺とアポクリン汗腺の2つあります。エックリン汗腺は全身に存在しアポクリン汗腺は腋窩、乳輪、陰部などに存在します。このうちアポクリン汗腺から分泌される汗が腋臭の原因になります。
➡治療例:超音波+2Dローラークランプ法
アポクリン汗腺からの汗を減らすには手術による方法が最も効果的です。一般的には剪除法が行われていますがこの方法は皮弁の血流が悪くなり傷跡が醜くなりやすい欠点があります。共立美容外科で行っている超音波+ローラークランプ法では血流は保ちながら効率よくアポクリン汗腺を除去することができます。
◎2Dローラークランプ法の特徴
通常は1か所よりローラーのついたカニューレ(ローラークランプ)を扇型に動かしてアポクリン汗腺を吸引していきますが、熊本院では直交する2か所から扇型に吸引していくことでより取り残しのない2D(方向)ローラークランプ法としてより効果を高めています。
お悩み②:脇汗に困っています。匂いは気にならないです。
匂いが気にならないとのことですのでエックリン汗腺の働きを抑える治療を選びます。1つはミラドライ、もう1つはボトックス注射です。ボトックスはエックリン汗腺からの汗の分泌を抑え半年程度持続します。アポクリン汗腺に対しては効果はありません。
➡治療例:ミラドライ
ミラドライは電子レンジと同じようなマイクロ波を利用して主にエックリン汗腺の層を熱変性させて汗の分泌を減らします。熊本院ではダブル照射(1回の治療で2回照射)を基本に行うことでより効果を高めています。