36歳女性の方です。5年前に他医にて鼻プロテーゼの先端が当たって突出しプロテーゼを抜去したところが陥凹したため、耳介軟骨移植を受けられました。その後鼻尖部が徐々に突出してきたため、また二重のラインが狭くなったとのことでカウンセリングを受けられました。鼻尖部と鼻尖左側に突出部を触れ、このままでは皮膚が薄くなってしまう恐れがあったため鼻腔内切開と鼻柱切開を加えて直視下に手術としました。最初のプロテーゼの影響なのか大鼻翼軟骨は左側に変位し、移植された塊状に細工された軟骨は右側に位置していました。一旦移植された軟骨を除去し、変位した大鼻翼軟骨を正中に戻すように固定し、頭側の陥凹部には除去した軟骨の一部に採取した大腿筋膜が皮膚側に来るように組み合わせて固定しました。また狭くなった二重のラインを拡げるように眉毛下リフトを行いました。
共立美容外科熊本 院長 島田茂孝
